ステロイド

まじめなオチンチンの話

医学博士矢島暎夫先生の「男の子を知る本―まじめなオチンチンの話」が出版されたのが1992年。まじめなオチンチンの話が出版されたのは、2011年。書店で「オチンチンの本が欲しいんですけど」と切り出すには、勇気が必要でした。内容は、包茎・勃起・恥垢・睾丸に関すること、多くの母親は、おちんちんとたまたまを混同しているというエピソードが紹介されていました。そういえば私もタマタマのことを「オチンチンの下の方」と皮膚科で説明していました。！

まじめなオチンチンの話では、おちんちんの先がタマタマに接触する「陰嚢皮膚炎」やオチンチンが痒くなったり痛くなる「亀頭皮膚炎」、パンツの洗剤や漂白剤でかぶれる「亀頭包皮炎」などの症状に関してイラストとともに簡単に説明されています。
男の子がいるママ向けの本ですが、正直ネットで検索すれば専門的な解説は、出てきますが私たち女性にとってこれぐらい平易な言葉で簡単に説明してくれたほうがわかりやすいと思いました。文字も少ないので30分～1時間ぐらいで読めてしまいます。ただ簡単な説明とは言っても、泌尿器科として50年の経験を持った先生の本なので信頼でき良書だと思いました。

不用意にママが「小さい」と発言すると男の子を傷つく・・と書いてあり反省させられました。

ステロイドで包茎が治るってホント？

まじめなオチンチンの話で1番興味深かったのは、リンデロン（ステロイド）で包茎を治すというもの。包茎手術は美容外科や形成外科で行うものではなく健康保険の適用がある泌尿器科で診てもらうのが正しいようです。コンプレックス商法、包茎手術商法、悪徳商法で数百万円の費用を支払った事例もあります。

金玉が痒い！子供の睾丸のかゆみ、何科にかかる

子供が金玉が痒い！と言い始めたのは、保育園の頃でした。赤ちゃんのころから新生児湿疹が兄弟の中でひどくあらわれたた息子。アレルギー体質が影響しているせいか長男は、アトピーになったり湿疹ができたり皮膚のトラブルを繰り返します。タマタマがかゆい！というのも忘れた頃に言い出すので何度も再発するようです。兄弟でもお兄ちゃんだけ・・同じ男の子でも症状があらわれる子あらわれない子がいるんですね。

陰嚢湿疹	たまたまが痒い
オチンチンのしこり	包皮の内側の恥垢は、直接洗いがなせないため恥垢がかたまりしこりのような状態になることがあります。
停留睾丸	誕生した後も睾丸が降りてこずお腹のなかにとどまった状態（男性不妊症や悪性腫瘍の原因になりやすい）
陰嚢皮膚炎	おちんちんの先におしっこが残り睾丸（陰嚢）に接触するためただれて痛みます。
亀頭包皮炎	仮性包茎や真性包茎、包皮や亀頭が癒着して恥垢が溜まり細菌が増殖し亀頭に炎症を起こすもの。子供に多い症状です。プールヤ汚い手でおちんちんに触れるのも原因になります。おしっこをするたび痛みが伴いおちんちんの先が赤くなりパンツやおむつに膿がつきます。オチンチンが痒くなったり痛くなる時は、おちんちんの先が赤くなっていないか確認し悪化するようだったら泌尿器科で診てもらいましょう。抗生物質などの薬で治療できます。
包茎	リンデロンVG軟膏、キンダーベートなステロイド軟膏を使い包皮を剥く、あるいは手術。

たまたまの下（裏側）を子供の睾丸のかゆみ、何科にかかる皮膚科か泌尿器科か小児科か何科を受診したら良いのか迷いましたが皮膚科で診てもらうことにしました。女の先生は、「小さい男の子は、おしっこが睾丸の裏側にくっついて被れるんじゃないかしら」といいネリゾナ軟膏を処方してくださいました。