陰嚢湿疹

先輩ママのお子様（当時小学校高学年）が真性包茎で手術をしたという話をしていました。頻繁におちんちんを痒がるようになり、おしっこをするときオチンチンの先っちょがふくらんで亀頭と包皮の間に溜まるバルーニングが見られ色々な方向におしっこが飛んで大変だったそうです。本人の性格にもよりますが、気にする子は、保育園や小学生でも気にするみたい。長男の海斗も、弟よりサイズが小さくて先端の形が明らかに違い大丈夫なの？って何度も思いました。うちの子は、幼かったせいか気にしたことがなかったけれど隠れて着替える子もいるそうです。

アメリカでは、新生児期や乳児期のうちに70％の男の子が手術をうけるのが当たり前の風習になっています。そしてイスラム教やユダヤ教では宗教上の理由で割礼（かつれい）を行います。日本では、子供の包茎手術には賛否両論あるようです。

先輩ママは、手術推奨派でした。その理由として「小さいうちなら医療費がかからないから。」「場所がデリケートな部分だから大きくなってからでは気まずい。小さいうちにやったほうが良い」「子供の包茎手術は、思春期前にした方が良い」「修学旅行やキャンプ・合宿でドリルちんこだとからわかわれる。クラスメートにいじめられる」そして「男の子だから母親が気をつけてあげないとね」と手術費用のことや手術後のケアが大変なことも教えてくれました。

手術が終わってから2週間ぐらいは、おしっこのたび消毒をしなければいけないことなど術後のケアの必要性まで聞いてしまい正直大変だな〜と思いました。小さいと痛くて消毒のたびに暴れる子もいるし思春期前だと看護師さんに陰部を見られることに抵抗を感じる子もいるとかでデリケートな問題みたいです。

同じ年の男の子がいるママ友三人で「どうしたら良いんだろうね？」「（自分におちんちんが）付いてないからわからないよね？」「どうやって剥くのかな？自然に剥けるっていっても中学生になったら確認できないよね？」とみんなの前では、笑って話していましたが身近な子が手術をしたという話を聞いたら心配になりました。

家に帰りパパに「Y君中学に入る前包茎手術したんだって！」「海斗も航も大丈夫かな？」と相談したら、「そんなの中学になると触ってるうちに自然に剥けるよ」の一点張り。うちのパパは、子供に無関心というか野放しなのでかなり不安になりました。毎日おむつ交換やお風呂に入っている息子の面倒を見てるの私!あとからネットで調べたらステロイドを塗りながら包皮を広げていくのが最近の主流なんだそうです。

日本の男性は、仮性包茎も真性包茎も「恥ずかしいこと」とされています。私の初体験の相手は、仮性包茎でした。父親不在で女系一家で育ったため、成人男性のおちんちんの形がどのようになっているか無知な状態でした！相手も童貞でエッチのたびにコソコソとチンチンを引っ張る動作をしていたしそれが普通なんだと思っていました。初体験の相手は、仮性包茎だったのだと思います。でも次の彼氏もその次に付き合った彼氏もちゃんと剥けていた形だったので「あれれこっちがホンモノ！」とようやく違いに気づいだ次第です。（笑）ウブな私。

男の子は、生まれてすぐは、100％ドリルちんこ型の真性包茎です。年齢とともに成長し自然に剥けるそうですが長男の海斗は、サイズが小さくてお風呂で「おちんちんむいて洗うんだよ」といって触ると痛がるので女の私ではどうしようもないと思いパパに相談。夜中眠っている時に剥いてもらおうとしました。でも、パパが焦っても亀頭が出てきません。結局泌尿器科で相談して海斗も航もドクターの手によって脱皮することが出来ました。今は、弱いステロイドを塗りながら包皮を広げていく治療が普及しています。真性か仮性か自己判断できない場合は、皮膚科や泌尿器科に相談されると良いかもしれません。

ホントにステロイドで包茎が治せるの？

ステロイドで包皮を広げていく方法については、比較的簡単で手術の必要がなければママもお子様も負担が少なくてすむので、気になる方は、「0〜9歳男の子のママへ まじめなオチンチンの話 男の子の気持ちがわかる本」をチェックしてみてください。ただ母親としてペニスにステロイドを使うというのは、抵抗があります。

ちなみにちんちんをむくときに使うステロイドには、キンダーベート、ロコイド、アルメタ、ケナコルト、レダコート、ロコルテンなどがあります。おちんちんの先っぽに毎日塗り続けるそうです。子供は、使えませんが真性包茎矯正具のキトー君やムケル君なんていう冗談みたいな商品もあります。

海外では、仮性包茎は、包茎と見なさないものの日本は、仮性も真性も包茎と見なします。だけど医学的な真性包茎は、1％。そのうち手術が必要な人は、わずか0.1％だそうです。生まれた時は、100％が真性包茎。1歳までの乳児の80％→1歳から5歳までの幼児で50％、小学生では、30％、思春期以降もっと少なくなります。

尿や雑菌が溜まることで発症する包皮炎を繰り返す場合は、手術が必要になります。皮だけを切り取る方法なら保険が効き自己負担で3万円程度。病的に問題がないとされる仮性包茎の手術が高いのは美容外科などの手術になるので費用は、10万円〜20万円程度。

乳幼児のうちから子供の包茎を心配している母親は、少なくありません。でも子供の包皮は、伸びにくいので無理やり剥いて洗うと嫌がります。無理に引っ張って先端に傷がつき真性包茎になる事例もあるようです。うちのパパは、子供に無関心だったので「同性なんだからちゃんと見てよ」と思いました。パパに「剥けてないけど大丈夫？心配ない」と聞いたところ「自然に剥ける」と言うだけです。自分におちんちんがないから分からないよね？どうしたら良いんだろうね？と不安にかられたママ友3人で集まるたびに毎回そのことばかり話題にしていました。

亀頭が被ったままのドリルちんこで困るのは、排尿時のトラブルと亀頭包皮炎そして恥垢です。おちんちんの先端が赤くなり腫れ上がリ痛くなる症状を何度も繰り返すと抗菌薬や内服が必要になります。そしてトイレにおしっこが飛び散ることです。女の子みたいに洋式便座に腰掛けて用を足す子もいるみたい。（実際飛び散りが少ないらしい）・・ただ手術のタイミングや費用、リスクを考えると躊躇してしまうしどうしたら良いんだろう？と悩んでしまいます。生まれたばかりのころは、全員剥けていないのに時間をかけていく段階に個人差があるんですね。
日本ではチンカスと呼ばれる恥垢（ちこう）は、尿や精液のカスが性器周辺に固まった垢になったものでスメグマという別名があります。包茎の男性は、包皮に覆われた亀頭が顔を出さないので垢が溜まりやすいと言われており女性の場合、性的に興奮した時以外は、仮性包茎の状態で剥けていないのが普通なので性器カンジダ症、性器ヘルペス、陰茎ガン、尖圭コンジローマなど性感染症の温床になりやすいといわれています。